それでは、前回記事の続きから、
7:40 執刀医回診
「歩けるようになりましたか?」
「痛すぎて無理です。」
「まあ~両方切ってますから仕方ないですね。順調に回復してはいますよ。」
痛みが無いなら今日退院の予定だったが無理そうなので、せめて自尿できるようにリハビリを開始して欲しい。と言われる。執刀医や複数の看護師に言わせると、痛みが強くてもリハビリをして傷口が開いてしまうようなことはないそうだ。
「70歳過ぎたおじいちゃんだって、頑張って術後のリハビリしてるんですよ。」
やはり、だらしの無い患者と思われているようだ。
今日退院なんて、全く現実的ではない話。寝た状態から据わった状態に移行しただけでもかなりの痛み。ましてや立ち上がろうとすると、更なる痛みが襲う。この動作ですでに脂汗がダラダラ、本当に問題無いのか少し心配になる。
8:30 朝食 5分粥
11:30 ネブライザーで吸入
12:00 昼食 5分粥
12:30
まだまだ身体を動かすと動きによっては、思わずうずくまるような痛みがあるがリハビリを開始。点滴とカテーテルを繋ぎながら、妻と一緒に病棟の廊下を1周。
の記事にも書いたが、痛みがあるのはやはり左側だけだった。左側の痛みが強いせいか、右側は殆ど痛みを感じない。時々、チクっとする程度だ。もしかしたら、この右側の痛みが一般的な術後の痛みなのだろうか。
この痛みなら、術後の翌朝からリハビリもできるだろうし、それなら今日にも帰宅もできただろう。看護師たちが痛がる私を不思議に思う気持ちも、断然理解できる。
14:00
カテーテルを外してもらう。抜く時にツンとした痛みが一瞬あるが、たいしたことはない。一応、自尿に不安があるので、紙パンツを履いている。
14:20
術後、初めてトイレで自尿。痛みは無かった。術後に尿意があっても自尿できなかった時は、どうなることかと思ったが、ようやく自尿できてひと安心。
15:00 執刀医回診
傷の回りに赤みがあるが、術後の内出血なので問題ないとのこと。傷口の消毒とバンソウコウの交換。傷の長さは、3.5㎝くらいが左右に2か所。
15:30
トイレで普通に排尿。気のせいか清々しい気分だった。
15:40 ネブライザーで吸入
15:50
病室内をリハビリ。5,6歩くらいを行ったり来たり。態勢によっては、左側に一瞬激痛。
18:00 夕食 5分粥
痛み止めと抗生剤の飲み薬を処方される。ようやく今夜から飲み薬になって、点滴がなくなるとのこと。
寝易くはなったがやはり、痛みの為に自由に身体を動かせるわけではない。寝たり起きたりの繰り返し。うつ伏せにはもちろんなれないし、寝返りも中途半端にそっ~とする程度。前日と同じく1時間ごとくらいに、起きては時計を確認している。という感じだった。