二十歳くらいから?吸い始めたタバコ。気づけば30年以上の月日が経過していた。
個人的に酒は1日我慢できても、タバコは半日も我慢できないタイプ。子供が生まれたタイミングで禁煙しました。なんてお話はよく聞きますが、そのタイミングは逃してしまい、次は値上げのタイミング。値上げはもちろんダメージが大きいですが、禁煙するほどのインパクトはありませんでした。
近頃の若い人は酒もタバコもギャンブルもやらないそうですが、バリバリ昭和の私は全部やりますよ。しかしながら、近頃は喫煙できる場所も減ったし、価格もじわじわと上がる始末。でも、吸えないわけじゃないし、まあ~何とか吸えるでしょう。と思っていました。
しかし、2018年の増税で、私が吸っていたマールボロ・メンソール・8(旧マールボロ・ライト・メンソール)が、とうとう500円の大台を超えて510円。
これが貧乏な私のハートに突き刺さりました。1,000円で2箱買えない!。こいつは参った!。
それならやむを得ない、本数を少し減らしてみようか。禁煙なんてかすりもしない私は、姑息に本数を減らそうと思いました。
私は基本的に1日1箱20本程度吸っていました、飲みに行ったり遊びに行ったりした場合は、予備の1箱を忍ばせて持ち歩いて2箱程度吸っていました。まれに勢い余って朝まで豪遊?するとそれ以上。そんなペースで吸っていました。
「1日20本吸っていたのを少し減らしてみようかな?」まずはそこから始めようと思いました。1日1箱ペースだと1ヶ月に30箱以上必要になりますが、本数が減れば1ヶ月の費用も減る。と考えました。
当然ながら私はこの時点で禁煙をまったく考えていません。本数を減らして1ヶ月のコストを減らそうと思っただけでした。
そこで思いついた方法は、1日10本ペース。なんとなく今までの半分にしてみようと思いました。
とりあえず、数本残っていたタバコの1箱に、10本になるようにタバコを補充します。そして、翌朝からこの状態でスタート。
私の場合は、タバコの箱にしおりのような物を挟んで目印にしました。こうしないと、補充用のタバコか毎朝10本セットしたタバコか、外から見てもわからなくなってしまうからです。
補充するために開封するタバコと10本セットするタバコと2種類扱います。
この方法のいいところは、タバコの本数管理が自然にできてしまうことです。ギャンブル(パチンコ・スロット)でよくいわれる収支管理と似ています。ギャンブルのことは、後日お話しょうと思っています。(軽くスロットを嗜む程度ですけど…)
タバコの本数を管理し始めると、無駄に吸わなくなってきます。吸いたい衝動が起きても、早めに吸い終わってしまうとニコチン切れの時間か長くなってしまうので、踏みとどまることができます。
私が多く経験したのが、吸いたくなった時に時計を見て、1本吸った後の経過時間を確認することでした。これが慣れてくると、起きてる時間帯から、タバコのタイムスケジュールを組むようになります。
6時に起床して0時に就寝するなら、起きている時間は18時間。ここから換算すると、2時間に1本ペースなら1日10本で充分いけます。ここで思いつくのが、1本吸ったら2時間以内にもう1本吸わない。これが守れれば1日10本で間に合います。
次に考えたのが、起きている時間の中でここは外せない、吸いたタイミングを先に確保する。ということです。
私の場合は1位は食後、2位は仕事の節目だったので、朝食・昼食・夕食と仕事の節目の午前の部、午後の部、残業の部。ということで、まず6本の吸いたいタイミングが決まります。余った4本を毎日その都度、今日はどこで4本を消化しようか考えます。
これを始めると、ちょっとしたご褒美感覚で、1日ごとに我慢すればするほど、余った4本を贅沢?に吸えます。少し楽しかったりもします。
1日10本生活が慣れてくると、次は、1日10本を吸わない日が出てきます。慣れないうちは余ると、ご褒美として無理に吸ってしまったり、10本に合わせて消化してしまいますが、慣れてくると余るようになります。
こうなってくると、翌日に振り返って昨日は10本吸わなかった。俺って凄いな~と、おかしな優越感に浸れました。私の場合は、本数が余ることに快感を覚えました。
このくらいになってくると、今度はタバコのタイムスケジュールを忘れるようになります。いつもこの時間は吸う時間だったのに、忘れてしまった。こんなことが度々起こるようになります。
次に私はタバコのタイムスケジュールを見直しすることにしました。妙な話ですが、タバコをタイムスケジュール通りに吸えなくなっていたからです。
まず、見直したのが前述した吸いたいタイミングの6本です。この6本のうち、3食の食事以外の3本をやめました。そうして次に起こったのが、今日は全然吸ってないからタバコが余ってしまった。とりあえず吸っておこうか?というおかしな感覚です。
タバコの本数が減ってしまった自分が不自然に感じてしまったんですね。
この次に起こった感覚が、タバコを吸ったら不味かった。という感覚でした。あまりにもタバコを吸う本数が少なくなってしまったので、無理やり吸ったら不味かったんです。
はい。そうです、それから私はタバコを吸わなくなってしまいました?。そうです、禁煙したのではなくて不味くて吸わなくなってしまったんです。タバコの本数を管理し始めてから約2ヶ月くらいで、こうなってしまったんです。
記事タイトルにもある通り、私の場合は禁煙しようとしたのではなくて、金銭的理由から本数を減らしてみたら不味くて吸えなくなった。というお話でした。
もしかすると、私と同じ方法で禁煙できる人がいるかもしれません。ただし、禁煙ってどうなんですかね。もちろん喫煙マナーは大事ですから、他人に迷惑になるような喫煙はありえませんが…。禁煙後の話はまた後日させていただきますね。